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最近の新薬まとめ





こんばんは。

「フジッコのお豆さん」より「スジッコのお豆さん」

むむです。




さてさて、最近の新薬について、かる~くまとめましたのでよかったらどうぞ。



●エプクルーサ配合錠
2/26発売。C型肝炎治療薬。1日薬価約6万円。ハーボニーと同系統の薬。
他にはない、「C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」の適応を持つのが特徴。


●レルミナ錠
3/1発売。GnRHアンタゴニスト。
子宮筋腫に基づく諸症状(過多月経、下腹痛、腰痛、貧血)の改善。
食前投与。初回投与は月経周期1~5日目に行う。


●セリンクロ錠
3/5発売。アルコール依存症治療薬。
ノックビンやシアナミド(アルデヒド脱水素酵素を阻害)とは違い、
セリンクロはNMDA型グルタミン酸受容体阻害&GABAA受容体刺激により、
脳内の興奮と抑制のバランスを調整して飲酒欲求を下げる断酒補助薬。
オピオイド系薬剤(トラムセットなど)は併用禁忌。
飲酒の1~2時間前に服用。
処方医が重度アルコール依存症の研修を受けている必要があり、処方できる病院は限られそう。
レグテクトと同じ1日薬価。
レグテクトは断酒目的、セリンクロは飲酒量低減目的。


●ビムパットドライシロップ
3/11発売。ビムパット錠の新剤型。


●タリージェ錠
4/15発売。リリカと同じ系統で、電位依存性カルシウムチャネルα2δリガンド。
適応は、「末梢性神経障害性疼痛」。リリカと違って「末梢性」に限定されている。
重大な副作用はリリカに比べて少ない(今の所)。
規格が4種類もあるのがツライ。2.5mg錠は腎機能低下患者用か。
1日薬価はリリカとほぼ同等。


●ミネブロ錠
5/13発売。アルドステロン受容体拮抗薬(セララと同じ系統)。
適応は高血圧症のみ。(心不全などは適応にない)
セララに比べて禁忌となるケースが少ない。
セララやアルダクトンと違いステロイド骨格を有しておらず、
より選択的にミネラルコルチコイド受容体に作用。性ホルモン受容体への影響が少なく、それに起因する副作用が少ない。
CYP3Aによる代謝を受ける。



他にもイロイロあるのですが、個人的に気になるものだけ超簡単にまとめました。

個人的な目的でまとめたりはしてたんですが、あんまり今までこういうのをブログに挙げたりしてなかったですね。




個人的には、ミネブロのネーミングが気に入ってます。


絶対、ミネラルコルチコイド受容体のブロッカーでしょ(笑)


これぐらい分かりやすいネーミングを付けてくれるとそれだけで好印象ですよね。



それに引き換え、エプクルーサとか何なの。プクプク言いにくくてしょうがない(汗)




それではまた次回!



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授乳禁忌の医療用の薬一覧





こんばんは。

ペチャパイって言うと失礼なので低脂肪乳と言ってます

むむです。



授乳禁忌の薬、

先月、市販薬のほうをアップしたので、今日は医療用についてです。

授乳中に「禁忌」となっているものの一覧です。

それでは一気にどうぞ!




アセタノール
アラバ
アリミデックス
アロマシン
ウェールナラ配合錠
エディロール
エビスタ
オークル
カデュエット
クリアミン
クレストール
コペガス
サンディミュン
ジヒデルゴット
ジュリナ
シンメトレル
ディビゲル
トライコア
ニコチネルTTS
ネオーラル
ビビアント
フェアストン
フェマーラ
フリウェル配合錠LD
プロペシア
ベハイドRA配合錠
ボンゾール
メタルカプターゼ
メノエイドコンビパッチ
メバロチン
モーバー
ヤーズ配合錠
ヤーズフレックス配合錠
リウマトレックス
リバロ
リピディル
リピトール
リポクリン
リポバス
ル・エストロジェル
ルナベル配合錠
レベトール
ローコール




うん、意外と少ない。(漏れがあったらスイマセン)

もちろん、「禁忌」となっていないものでも、明らかにヤバいやろ、っていうものもあれば、

禁忌になっていても、絶対ダメというわけではなくて状況によっては服用することも勿論あります。



授乳可否に関しては、個人的には現行の添付文書にウダウダ書いてあるようなことはあまり参考にならず、

なので他の手段で検討するようにしていますけど、

ここに挙げているような少なくとも「禁忌」となっているものは、最低限注意が必要でしょう。




プロペシアとか、授乳中でなくてもおかしいやろ、っていうのもありますけどね(笑)




それではまた!




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インフルエンザに関する6つの誤解





こんばんは。

箱根駅伝よりパコ寝駅弁

むむです。




さてさて、インフルエンザが猛威を振るいだして1~2週間ぐらい経ちましたが、

なんかこう、世間一般でインフルに関して色々と誤解をされていそうなことがあるので、

ちょっと箇条書き的にまとめてみます。





①ゾフルーザは1回飲めば「すぐに」治る

そんなわけないやろ、って感じですが、
意外と世間の人は、このように認識している人がいますね。

飲もうが飲むまいが、治るまでに数日かかります。
飲めば、熱が出てしんどい期間が数時間~1日ぐらい短縮されるかな、程度です。

「ゾフルーザを飲んだのに次の日も熱が下がらなかった!」とか言って
無駄に病院に行ってウイルスをまき散らすのはやめましょう。




②ゾフルーザは効果が高い

コレも誤った認識です。今の所タミフルと大差ない。
「新薬は効果が高い」バイアスにかかってます。

ウイルス排出停止までの時間が短いとか言われてますが、
実際有意に感染拡大を防ぐかどうかは怪しい所です。

今のところゾフルーザのメリットは、
吸入が使いにくい人にも使える、1回服用で済む、という利便性だけです。

効果は既存の薬より高くはないけど、値段は高いです。




③ゾフルーザはこれといった副作用が無い

コレはまだまだ使用経験が浅いのでよく分かっていません。
ただ、このシーズンから本格的に使われだしたので、
今後何か見つかってくるかもしれません。




④インフルエンザの検査で「陽性」が出ないとインフルエンザの薬を処方できない

何やら検査信者がいますが、
検査をして陽性が出ないとインフルエンザ薬が出せないということはありません。

インフルエンザかどうかを診断するのは検査キットではなく、医師です。
迅速検査キットは診断するための材料の一つに過ぎないです。




⑤インフルエンザ検査キットは正確である

検査キットはタダの目安です。
検査で「陰性」と出ても10人中4人ぐらいは誤り(本当は陽性)です。

ちょっと魚釣りをしてイワシが釣れなかったからと言って、
「この海にイワシは居ない」と言い切れますか?

検査で「陰性」と出ても、生活状況や季節や症状から、
これはインフルエンザやろうな、って診断するのが医者です。

一番駄目なのは、検査で「陰性」と出ただけでインフルじゃないと判断して
普通に出勤や登校してウイルスをまき散らす行為です。

逆に、何が何でも「陽性」を出さないといけないものでもないです。
1回受診して「陰性」、翌日も受診して「陽性」、っていうケースがありますが、
しんどい思いして翌日も受診した意味が不明。本当に意味不明。

そこまでしてイワシを釣る意味ある??

家で寝てた方が絶対早く良くなるし、2回も行ってウイルスをまき散らす行為も悪。




⑥インフルエンザは「インフルエンザの薬」を飲まないと治らない

自然治癒します(汗)

弱ってるお年寄りとかは、重症化して肺炎や脱水になって死ぬ原因になったりしますけど、
そういう稀なケース以外は、風邪と同じで勝手に治ります。
感染力が強いのと、症状が重いだけです。




というわけで色々ありますが、とりあえず、


インフルに罹って高熱でフラフラになりながらでも病院に行くぐらいなら、


元気なうちにもっとワクチン打っとけやと。(笑)




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アクアチム軟膏とアクアチムクリームの違い





こんばんは。

問:「にきび」という言葉を使って文章を作りなさい。
答:「犬にきび団子」

むむです。




ここ2,3日ちょっと体調を崩してまして、ちょっと色々パフォーマンスが落ちてます(汗)




処方箋の薬で、

アクアチム軟膏と、アクアチムクリームというのがありますよね。ニキビとかに使うやつ。


最近知ったんですけど、アクアチムの、

「クリーム」にはニキビの適応があるけど、「軟膏」にはニキビの適応無いんですね。


適応というのは、保険で認められている効能効果、みたいな意味です。



なんでなのかメーカーに聞いてみたところ、


「軟膏は油脂性基材が毛穴を塞いじゃってニキビの治療に不向きじゃね?って思って適応を取らなかった、
 でも効果は期待できるんじゃね?」


っていう回答でした。



一般的に軟膏よりクリームの方が皮膚透過性が良いと言われていますが、

軟膏とクリームで適応まで違うというのは珍しいですね。



あと、アクアチ ムの軟膏とクリームは乳化の型も違います。

軟膏が油中水型 、クリームが水中油型の乳化をしています。



実際の臨床ではアクアチム軟膏も普通に使いますし、

アクアチムは軟膏も乳化しているので、

ガチの軟膏に比べたら皮膚透過性も悪くないんじゃないかと思います。

なので、現実問題はあまり気にしなくて良いのかなと。





というわけで、整いました。


「ニキビ」とかけて、「クジラの潮吹き」とときます。


そのこころは、



膿(海)が噴き出すでしょう。




(微妙)



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バスの運転手と抗菌薬の交差点 #世界抗菌薬啓発週間





こんばんは。

原文パパ

むむです。




はい、というわけで、

世界抗菌薬啓発週間

ですね。




何の話をしようか迷ってるうちに、ちょうどいいニュースがあったので紹介します。



●都営バスの全運転手に脳のMRI検査義務づけ 東京都
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10011708201_20181113?fm=twitter



端折って言うと、

バスの運転手が運転中に意識を失う事故が多い。

バスの運転手に3年に1回MRI検診を義務づけた。費用は都が全額負担。

という具合です。




この愚かさがお分かりいただけますでしょうか。




まず、MRIがものすごく万能なモノだと思ってませんかね。

MRIを使えば脳の異常はすべて分かるとか思ってそう。


実際は、MRIで分かることなんてたかが知れてるんですよ。

今まさに脳内で出血してるとか、そんな特殊なケースしか分からない。


脳には他にも色んな病気がありますよね。てんかんとか。

それらを見つけることはMRIでは無理です。


また、意識を失う原因は脳だけじゃないですよね。心臓は?呼吸器系は??


MRIは本当に必要なタイミングで使わないと何の意味もないし、

そんな奇跡のような超レアケースのために定期的にやっても無駄としか言いようがない。



デメリットが無いのならそりゃいくらでもやればいいですけど、そうじゃないですよね。



MRIって超高価な機械で、それを使うのに莫大な時間もお金もかかるわけですよ。

そのお金を、都が負担するということは税金を投入するわけでしょ。

殆ど意味のないことにお金を使われたら都民はどう思うでしょう?



また、全ての運転手に義務付けということは、大量の運転手が限られたMRIを占領してしまうことになるので、

本当にMRIを必要としている患者が不利益を被ることも必至です。

「今週はもうMRIの予約はバスの運転手たちでいっぱいだから来週ね」

とかやってて患者が手遅れになったらアホすぎます。




つまりまとめると、


●メリットがほとんどない

●デメリットが大きい

●本当に必要としている人が不利益を被る


ということです。

コレって何かと一緒じゃないですか?



そう、抗菌薬の乱用です。



●風邪とか効きもしない病気に抗菌薬をガンガン使う(メリットがほとんど無し)

●医療費がかかる、副作用の危険性もある、耐性菌の発現リスクもある(デメリットが大きい)

●菌が耐性化して、抗菌薬が必要な重症患者が助からない(本当に必要としている人が不利益を被る)





なぜこういう事が起こるのでしょう??


ひとつは、知識不足です。

そもそも知らなければ、間違いを犯します。

MRIで脳の病気は何でもわかる、抗菌薬が風邪に効く、

こういう誤解があるから不適切なことになってしまうわけで、

患者(国民)や、医師への教育が必要です。





もうひとつの理由は、「共有地の悲劇」です。

共有地の悲劇を知らない人がいたら、すみませんがググってください。

簡単に言えば、全体の利益より自分の利益を優先してしまって、結果的に自分も損をする行動です。



かぜに抗菌薬は効かないですが、

100%風邪だと診断するのは不可能で、「もしかしたら他の病気かも」という可能性が無いわけではないし、

抗菌薬が効く可能性もゼロじゃないわけです。なので、

「念のため抗菌薬を貰っておくか」みたいなことが起こるわけです。



「抗菌薬を無駄に使えば耐性菌を発現させ、薬が効かなくなって結果的に社会全体が損をする」


ということを理屈ではわかっていても、

「でも今の自分の症状がちょっとでもマシになる可能性がちょっとでもあるなら」

という理由で「念のため抗菌薬」をもらうという行動に出てしまうことが考えられます。



共有地の悲劇を防ぐには、ルール化することです。

抗菌薬を安易に処方できないようなシステムを作るしかないです。

今も、抗菌薬を処方しなかった医者は国がお金をあげるよ、みたいな謎な制度がありますが、

それが最善かどうかはともかく、何かしらのルールで縛ることが必要ですね。





まあ私は、夜は縛られるより縛るほうが好きなんですけどね(何が




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