スイッチOTC薬の所得控除が乱暴すぎる




こんばんは。

佐村河内氏の耳よりも、新垣氏の目の方がなんか不自由そう。

むむです。





●市販薬の所得控除、「スイッチOTC薬」限定で
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20151202-OYT1T50102.html


ちょっと遅くなりましたが、こんなネタがありましたね。

まだ決定事項ではないですが、
国はセルフメディケーションを推進するためにこんな方法を取ろうとしてますね。



医療費を抑えたいから、病院にかからずに自分で市販薬を買って治してほしい、

という意図ですが、市販薬を買った金額が多いほど優遇、とはなかなか乱暴ですね。




正直、こんなことをしても、

ガスター10中毒やロキソニンS中毒な客といった特殊な人が恩恵を受けるだけで、

医療費削減の目的はなかなか叶わないと思います。




というのも、セルフメディケーションの推進自体が、日本の



国民皆保険制度と矛盾している



んですよ。




日本はほぼ全員が原則強制的に保険に加入させられてる状態なのに、
安くで済む病院に行かずに、わざわざ高い市販薬を買うという行動自体が不自然なんですよ。
病院に行かなきゃ損、みたいな国なんですよ。

病院に行く時間が無いとか、仕事があるからとか、

特殊な事情がある人が「しゃーなしに」買うのが市販薬なんですよ。



一番手っ取り早いのは、国民皆保険制度をとっぱらって、

任意保険にすればいいんですよ。

そしたらセルフメディケーションは一気に進むでしょうね。

貧困層は保険料も払えず、自費で病院にも行けず、薬局で薬を買うしかなくなりますから。

国民皆保険制度にはメリットもあるので、それが良いか悪いかはともかくとして。




国民皆保険制度のせいで、日本人はただの風邪でも病院に行くような人種なんですよ。

そんな習慣のある国民に、単純に



市販薬いっぱい買ったらカネやるよ



と言ったところで良い方向に向かうとは思えないですけどね。







あと、「スイッチOTC」とはどこまでの薬のことを言ってるのかもあいまいです。

ガスター10やロキソニンSなどは確実にスイッチOTCでしょうけど、

「もともと医療用の薬が市販でも買えるようになったもの」的な定義なら

だいたいの市販薬が当てはまってしまうような。



しかも、それらを年間20000円以上使わないと控除の対象にならないわけですが、

たとえばロキソニンSを年間20000円以上買うって明らかに異常ですよね。



明らかにロキソニンのせいで頭痛起きますよね。

(薬剤性頭痛)



まあそれは極端な例にしても、


医薬品の適正使用を阻害しようとしているようにも思えます。






あと、この制度で恩恵を受けるのは薬を買った人たちだけ、

つまり、運動したり食事を気をつけたりして、

頑張って健康を維持している人は恩恵を受けられず、一番不利益を被ってますよね。



「健康な人が制度上一番損をしている」ということ自体、



今までと何も変わって無いじゃんというね(笑)





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