「おくすり手帳を持たない患者は4月から医療費が40円高くなる」とは限らない





こんばんは。

♪う~さ~ぎ~お~いしい、ま~ろ~や~か~

むむです。







●おくすり手帳を持たない患者は4月から医療費が40円高くなる!
http://diamond.jp/articles/-/88386



やはりこういうしょーもない記事が出てきてますね(笑)




こういうお薬手帳を金額の差でしか見てないようなくだらない記事にしては、
まだマシにかけている方だとは思います。



ただ、厳密には間違っておりまして、


おくすり手帳を持ってこようが持ってこまいが、自己負担は変わらない場合があります。


それは、

●処方箋受付が月4000回以上で特定医療機関からの処方箋の集中率が70%以上、
●処方箋受付が月2000回以上で特定医療機関からの処方箋の集中率が90%以上、
●特定医療機関からの処方箋受付が月4000回以上、

●薬局グループ全体の受付が月4万回以上で特定医療機関からの処方箋の集中率が95%以上、
●薬局グループ全体の受付が月4万回以上で特定医療機関と不動産の賃貸借取引が有る、



こういう薬局では、お薬手帳の持参の有無は自己負担に関係ないです。
つまりお薬手帳を持ってきても安くなりません。



うん、こう書いてもどういう薬局か全然分からないですね(笑)


私も分かりません。(ぉぃ




まあざっくり言うと、いわゆる門前薬局(病院のすぐ近くにあるような薬局)ってことです。

(処方箋受付回数が極端に少ないショボイ薬局は除きます。)
(あと、クリニックモールの薬局などは、集中率が下がるのでこれも当てはまらないです。)

こういったいわゆる門前薬局では、手帳を持って行っても安くなるということはないです。




逆に、いろんな病院の処方箋を幅広く受け付けている薬局(いわゆる「まちなか薬局」)では、

お薬手帳を持っていけば安くなります。






その理由は、今回の4月の改定から、お薬手帳の経済的インセンティブを患者側に持たせたからです。

お薬手帳を持っていった方が金銭的にトク、となれば、手帳を使ってもらえるだろうという考えから来ています。



ただし、国は「門前薬局」よりも「まちなか薬局」を推奨したいので、

門前薬局に行ってもトクにならないなら、まちなか薬局に行こう、というふうに誘導したいからです。



(実際には、調剤基本料との兼ね合いもあるので、総合的に見たら門前薬局の方が安いという可能性は十分にあります)

(調剤基本料については、最大12パターンあるので、それについて書くと超長くなるのでここでは言及しません)






あと、たとえ「まちなか薬局」であっても、

来局が6か月ぶり以上だと、安くはなりません。

つまり、たま~にしか薬局に行かないような健康な大人なんかは、金額が変わらないです。

しょっちゅう風邪で薬局にいく子供とか、

持病で毎月薬局にいく年寄りとかは、お薬手帳を毎回持っていった方がいいですね。

(子供の場合は自己負担自体が発生しない場合も多いですが)




これは、色んな薬局にかかるより、継続してひとつの薬局にかかって欲しいという国の意図や、

新規や久々来局の患者より、継続して来ている患者の方が薬局側のコストや時間がかかりにくいという薬局側の事情も加味されているのでしょう。






制度の是非はともかくとして、

手帳持っていった方がどこでもかしこでも安くなるという訳ではないよ、というお話でした。







あと、そもそも、こうしたほうが20円得とか40円損とか、


そんなハシタ金を気にするような「心の」貧しい生き方をするなよ


と思うんですけどね。




そりゃ40円でも切り詰めないといけないような経済状況の人もいるでしょうけど、

そういうことを言ってるんじゃなくて、



10円20円のハシタ金を気にする人ほど、

本末転倒で非効率な行動をしてかえって損をしてる人が多いんですよね。

視野が狭いというか。





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