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これを読めば「実践薬歴」は買わなくていいです






こんばんは。

マブ勃ち

むむです。




さてさて、一部の薬剤師の間では、

誰も教えてくれなかった実践薬歴

なる本が噂になっていますね。


ただ、私の知人(リアルもネットも両方)は誰も買ったという人を見たことが無いので、

買ってるのはごく一部の薬剤師なんでしょう。




まあ、「薬歴」で悩むのって、実際、

薬局薬剤師1年目とか2年目とか、若い人だけだと思うんですよね。

私みたいに十数年やってると、薬歴本なんて全く興味そそられないですしね(笑)


あるいは、めっちゃ年配の薬剤師とかだと、そもそも「薬歴」というものが無かったので

そういう人たちも悩んでいる方はいるでしょうね。




というわけで、薬歴について、私の考えを書いてみます。





まず大前提、薬歴を何のために書くかということですが、目的は大きく分けて2つあります。



1つは、①患者のため。

もう1つは、②お金の為です。




①は改めて説明は不要だとは思いますが、

収集した色んな情報を元にその薬物治療がその患者に適切かどうかを判断する材料として記録を残しています。

逆に言えば、「患者のため」にならない自己満な記載は不要です。




②は、報酬の根拠となるものです。

薬局薬剤師の仕事は、モノを売る仕事じゃなくて、知識や判断など、形にならないものを提供するサービスなので、

提供したという証拠や根拠を残しておく必要があります。

そうでないと不正請求になりますからね。


「お金のためだなんて汚い!」なんて低次元なツッコミは無しでお願いします。

お金が何のために必要か、なんて当たり前のことはここでは説明しませんが、

めっちゃ端折って言うと、企業が利益を稼ぐことの、一番の目的は「社会(=患者)のため」です。




上記2点が大きな目的です。

患者のための活用をしつつ、各種加算の算定要件も満たすように記載して、なおかつ

短時間で書く、これが大事です。



やたら長文を書いたり、時間をかければいいというものではないし、むしろ逆です。

長文なんか書かれても読まないし、書くだけ無駄です。

一枚2分で終わる薬歴に10分かけるのは、仕事ができない給料泥棒です。




「患者のため」、「お金のため」を満たしつつ、

最低限の記載内容と最低限の時間で終わらせる、

コレが薬歴において最も重要なことです。




「書くことそのもの」が目的になってしまってはいけません。






「薬歴がうまく書けない」という悩みに関しては、原因はいろいろあると思いますが、


①知識が無い

②思考力・判断力が無い(何も考えていない)

③アウトプット力が無い


だいたいこのどれかだと思うんですよね。



①のようにそもそも知識が無いと、考えたり判断したりすることができません。

知識があっても、②のように考えることをしていないと話になりません。

ただ、薬剤師になりたての人ならともかく、そうでなければ

①や②でつまづいている人はいないと思います。

薬剤師の仕事そのものですからね。何も考えずに仕事をしてるなんてありえないので。



なので、薬歴が書けないということはほぼイコール、③の「アウトプット力がない」

のかなと思います。



POSだとかSOAPだとか、ローマ字ばっかりでややこしいよーみたいな事だと思うんですよね。

わたしもソープと言えば薬歴じゃなくてソープランドですし。




POSが何の略だとか、SOAPが何の略だとか、そんなことはどうでもいいんです。



①患者にどういう事実(主観/客観)があって

②それを自分(薬剤師)はどう考えどう判断して

③どう行動したか



コレだけです。これを超簡潔に書くだけ。



何を悩むことがあろうか。




自分の「考え」がしっかりしてれば、「書くこと」って一瞬で終わるんですよ。

ブログでもそうですけど、私はよく

「ブログは1件10分で書いてる」

とか言ったりしますけど、別に誇張でも何でもなくて、

普段考えていることを出すだけだからすぐ書けるんですよ。

何も考えることなしにパソコンに向かったって、いつまでたっても終わりません。



それと同じで、ちゃんと患者と処方を見て話をしてしっかり考えて、

頭の中を整理すればアウトプット自体の作業は一瞬で終わります。






それから、

「ずっとDo処方だから書けない」

っていう悩みをよく聞きますけど、ちょっとマテと。

薬が変わらないと書けないというのは、



患者を見ていない証拠です。



薬しか見てない。



薬を通して患者を見るんじゃなく、

患者を通して薬を見るようにすれば、ネタはいくらでもあります。



というか、基本的にDo処方が当たり前でしょ(笑)

そんなにコロコロと毎回薬が変わってたまるか。



処方はDoでも、患者は絶対にDoでは無いんです。

患者の心理状態とか、薬や治療や疾患やコスト等に対する考え方とかは常にDoではない。

そこへアプローチしていけばいいんです。




ヒントは、「生活像」や「価値観」、「目的」です。


そういった情報は新患の時にいきなり得られるものじゃなく、

繰り返し対応していくうちに徐々に分かってくるものです。


患者の生活像や、患者の価値観、患者の治療上の目的は、

人それぞれ全然違います。

その目的に合わせてこちらが何をしていくかということです。



あ、「目的」って、血圧がどうとかみたいな数値目標という意味じゃないですよ。

あくまで「目標」じゃなく「目的」です。

みんな大好きな「真のアウトカム」みたいなもんです。





あとは、薬歴の「流れ」を意識することですかね。

患者個別の「目的」に対して、どういう方向に向かっててどれだけの進捗があるとか、

流れを意識すること。

処方がDoだからと言って患者は同じ場所にずっと立ち止まっているわけではないということです。




薬局薬剤師の中にはOTC接客をしたことが無い人も多いかもしれませんが、

基本的にOTC接客は、一期一会です。(常連で顔見知りになったら別ですが)

なので、全て1から情報収集をして判断をします。

調剤はそうではなく薬歴の「流れ」があるので、そこはメリットとして大いに活用すべきです。

欲を言えば、その「流れ」とどこに向かってるかが一瞬で見てわかるような「表紙」になってるとベストですね。





うん、まあ、書き出すとキリがないですが、本を出版する気は無いのでこの辺でやめておきます(ぉぃ





ちなみに私は、例の「実践薬歴」の本は買ってないです。

本当はちゃんと読んで、「実践薬歴を買ってはいけない」みたいなブログを書きたかったですけどね(笑)

買ってない理由は4つです。



①著者の前作の鈍器みたいな「実践薬学」の内容が微妙で買ってすごく後悔した

②「薬歴」という今更な内容に全く興味が持てない

③なのに高い

④電子版が無い




もうね、④が一番テンション下がりますね(汗)

メルカリで裁断済みのやつを安く買ってすぐ捨てようかとも思いましたけど、

タイミング悪く買えなかったのでめんどくさくなって諦めました(ぉぃ





というわけで新米薬剤師の皆さん、「実践薬歴」は素晴らしい本ですので

一人3冊ずつぐらい買いましょう!!

(説得力ゼロで)




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ジャンル : ヘルス・ダイエット

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