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喫煙者は、悪です。 #立てよ薬剤師 #世界禁煙デー #WorldNoTobaccoDay #禁煙週間





むかしむかし、あるところに、

おじいさんとおばあさんがいました。



おじいさんとおばあさんは、年金暮らしで、

仕事もありませんでしたので、

昼間は共働きの娘夫婦の子供(孫)をあずかっておりました。



おじいさんは大変なヘビースモーカーで、

1日に1箱では済まないほど、毎日タバコを吸っておりました。

まだ物心も付いていない幼い孫をあずかっている間も容赦なく、

孫の横で吸い続けるのでした。



そんな毎日が続き、その子供はとうとう気管支をやられ、

重度の小児ぜんそくになってしまいました。

これではいけないと、母親は専業主婦になり、子供を自宅で育てるようになりましたが、

後の祭り。



子供は毎日夜になっては発作を起こし、

息ができない苦しみに襲われるようになりました。

水中にいるわけでもないのに、溺れている感覚、

鼻も口も付いているのに、息ができない、

死と常に隣り合わせの恐怖に襲われます。

まさしく拷問という言葉がしっくりきます。

夜中に救急車で運ばれることもしょっちゅうです。



少しでも体調を崩せばすぐに発作を起こし、

小学校にあがっても、学校にも満足に行けない日々が続きました。

そんな状態ですから、友達もロクにできません。

激しい運動はおろか、走ったりすることも許されません。

運よく登校できても、体育の授業などは見学することがほとんどです。



まだ今ほどぜんそくの薬が発達していない時代、

発作が起きれば救急で運ばれて点滴、が当たり前でした。

家で飲む薬といえば、なんだかよく分からない漢方薬。

幼い子供にとっては苦い薬を1日に何回も飲むというだけで地獄です。



お医者さんからは体力を付けなければいけないと言われ、

喘息発作が出ていない日は、毎日腕立て伏せ10回と腹筋10回を言い渡されます。

日々の筋トレと服薬、夜は発作で死にかけ、

血のにじむような努力と苦痛に耐える毎日でした。





やがて子供は大きくなり、大人になるにつれて喘息症状は改善していきました。

体が大きくなり体力がついてきたことと、

吸って治療ができる画期的な薬が登場してきたのも大きかったかもしれません。



その子供は今は大人になり、元気な生活を送っていますが、

タバコの煙をまき散らす心無い大人を見るたび、

幼少期の辛い気持ちが思い出され何とも言えない感情になるのでした。



めでたしめでたし。







こんばんは。

え? その子供は誰かって??



むむです。




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テーマ : ひとりごと
ジャンル : ライフ

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Re: No title

アイさんも同じような境遇なんですね!
今や喘息は死なない病気になりましたし、ありがたいことです。

No title

似たような境遇の人もいるものですね。
だからこそ同じ職業を選んでしまったのかもしれませんが。
今は薬も充実して家庭用ネブライザーも安価で手に入るようになり、なんだかんだで人は進歩してるのでしょうね。
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