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アカルボースと大建中湯の飲み合わせ





こんばんは。

おじいちゃんが免許返納しに行ってきた。車で。

むむです。




さてさて、今日はちょっと珍しく薬剤師っぽいお話を。



昔々あるところに、アカルボースを飲んでいる糖尿病患者さんが居ました。

その患者さんはアカルボースで腹部膨満感や放屁があり、

我慢しているうちに腸閉塞のような症状になってしまいました。



お医者さんは、以前腸閉塞の患者さんに大建中湯を使って良くなった経験から、

その糖尿病患者さんにも大建中湯を処方しました。

さて、このケースの問題点は何でしょう??






もう、お分かりですね。


アカルボースはご存知の通り、デンプンを二糖類や単糖類へ分解するのを妨げて糖の吸収を遅らせる薬ですが、

腸内細菌が未消化の二糖類などを分解・発酵することで、腸閉塞のような副作用が起きることがあります。



対して大建中湯には、膠飴と呼ばれる、アメが含まれています。

このアメは、マルトースやデキストリンなどの、二糖類が主成分です。



つまり、大建中湯を投与することは、

アカルボースによる腸閉塞様症状の原因物質を追加で投与しているようなものなのです。

なのでもしかしたら患者さんの症状はいっこうに良くならないかもしれません。



単に腸閉塞=大建中湯、という安易な処方じゃなく、

症状の原因は何か、大建中湯の構成成分は何か、をしっかり考えて処方を組まないといけないですね。




あ、ちなみに、膠飴は、「こうい」と読みます。



行為じゃないですよ。




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